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中国最大級の三峡ダム、放流を実施へ!連日の大雨で水位が危機的に!被災者1200万人以上と地元メディア


中国で記録的な大雨となっており、最大級の三峡ダムで水量を調整するために放流を拡大したことが分かりました。

大雨が続いているのは中国の貴州省や湖南省、四川省、江西省などで、被災者の累計人数は1200万人を突破したと報じられています。72万9000人が緊急避難し、洪水の影響で倒壊した家屋は8000棟以上、浸水被害などで9万7000棟が損壊しました。
この記録的な大豪雨の影響でダムの水位も危機的な状態となり、ダムの決壊を防ぐために先日から三峡ダムが放流を実施。

三峡水利中枢プロジェクトは29日には2カ所の余水路を開き、放流の範囲を拡大させています。

ただ、このダム放流の影響で下流の洪水が激化しているとの報告も見られ、下流の湖北省宜昌市などでは深刻な被害の報告が殺到しているところです。
一部の被害情報は中国当局が規制しているとの情報もあるほどで、中国の豪雨被害を巡って情報が錯綜しています。

天気予報だと7月2日前後に再び大雨が襲来する恐れがあるとして、中国の大雨はしばらく続くことになると予想されていました。

 

中国南方エリアの洪水被災者が1200万人以上に 国家4級緊急時対応策実施
http://j.people.com.cn/n3/2020/0629/c94475-9704945.html

統計によると、6月以来、南方エリアの広西壮(チワン)族自治区、貴州省、湖南省、四川省、江西省などの省(区、市)で発生した洪水の被災者が延べ1216万人、死者・行方不明者が78人に達し、72万9000人が緊急避難した。倒壊した家屋は8000棟以上、9万7000棟が損壊した。直接的な経済損失は257億元(1元は約15.15円)に達している。

三峡ダム、洪水に備え放流を実施
http://japanese.china.org.cn/life/2020-06/30/content_76219897.htm

長江中・上流の大雨の影響を受け、三峡ダムに入る水量が増え続けている。近日中に発生しうる洪水に備え容量を確保するため、三峡水利中枢プロジェクトは29日午前に2カ所の余水路を開き、放流を拡大した。三峡水利中枢プロジェクトにとって今年初の洪水調節の放流となった。
三峡ダムへの流入量は28日午後2時に毎秒4万立方メートルと、27日午後2時の2倍に達した。今回の流入に対応するため、長江洪水・日照り対策総指揮部は三峡ダムの放水量を1日平均で毎秒3万5000立方メートルに拡大するよう求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月30日

 

 

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