7月31日は日本全国で過去最多の感染者数となりましたが、三大都市圏の全てで感染経路不明の割合が5割を超えていることが分かりました。
東京都では新規の感染者数が463人だったのに対して、感染経路不明の人数は289人。大阪府も216人の感染者が確認されたのに、146人以上(濃厚接触者込みだと212人)と多い数字になっていました。
他にも過去最多を更新した愛知県や福岡県でもほぼ同じ傾向で、感染経路が全く掴めていないことが数字になって表面化してきたと見られています。
感染経路不明の割合は非常に重要であり、これが一定水準を超えると保健所の対応能力が限界に到達したと言えるでしょう。
いわゆる市中感染が深刻化していることを示す数値で、東大の児玉龍彦名誉教授が国会で言及した都市のエピセンター化(感染源化)が進んでいる証拠にもなります。
このような状態になった以上は都市封鎖からの大規模な検査と隔離を国が率先して行う必要があり、それをしなければ感染拡大は連鎖的に続くことになる可能性が高いです。
都市のエピセンター化がもっと酷くなると日本という国全体がエピセンター化してしまうわけで、それを防ぐための残されている時間は少なく、国は直ちに臨時国会を招集し、特措法の改正から全面的なウイルス対策に乗り出さなければ手遅れになってしまうかもしれません。
大阪府 新型コロナウイルス報告
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/attach/hodo-38894_4.pdf
福岡県内での発生状況
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-hassei.html
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