旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアで戦闘が激化しています。
9月27日にアゼルバイジャン西部のアルメニア系住民が多いナゴルノカラバフ自治州で戦闘が勃発し、それから翌日になっても機甲部隊や歩兵部隊が入り乱れて戦闘が継続。
ドローン空爆や戦車部隊の攻撃、砲兵部隊の砲撃などが続き、最新兵器も投入されて激しい戦闘が続いています。
一連の戦闘で少なくとも90人以上が死亡しており、ロシアやEU(欧州連合)が戦闘の停止を求めるも現地で戦闘が止まったとの情報は無いです。
アゼルバイジャンと友好関係にある隣国のトルコではエルドアン大統領がアゼルバイジャン支持を表明している状態で、このまま衝突が激化すると大国が介入する恐れもあると報じられています。
ロシアから支援を受けているアルメニアも強硬姿勢を崩しておらず、ナゴルノカラバフ自治州を巡る対立は収まる気配がありません。
情報BOX:アゼルバイジャンとアルメニア、軍事衝突の背景
https://jp.reuters.com/article/nagorno-karabakh-info-idJPKBN26K0BP
緊張は夏から徐々に高まっており、9月27日に直接衝突へと発展した。衝突のタイミングは重要だ。過去に仲裁に当たったロシア、フランス、米国などの大国が現在、新型コロナウイルス感染症、米大統領選、レバノンからベラルーシに至る数々の世界危機への対応に忙殺されているからだ。7月に低いレベルで衝突が起こった際、国際社会の反応は薄かった。7、8月にアゼルバイジャンと大規模な軍事演習を実施したトルコは、過去の危機に比べても目立った支援を打ち出している。トルコのエルドアン大統領は28日、「資源と心のすべてで」アゼルバイジャンを支持すると表明した。
アゼルバイジャン民族紛争激化、ロシアとトルコ巻き込む対立懸念(字幕・29日) pic.twitter.com/UbkfJEzC5p
— ロイター (@ReutersJapan) September 29, 2020
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。アゼルバイジャン・アルメニア情勢。アゼルバイジャンからの独立を掲げるアルメニア系住民が多数を占めるナゴルノ・カラバフ自治州でアルメニア軍とアゼルバイジャン軍が交戦。91年のソ連崩壊後に独立闘争が激化。94年の停戦合意以降も断続的な衝突。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) September 29, 2020
アルメニアとアゼルバイジャン。武力衝突の映像に驚きます。カーネギー国際平和財団モスクワセンターのトレーニン所長は「トルコがアルメニアに侵攻すれば、CSTOが臨戦態勢を敷き、それがさらにNATOの臨戦態勢も招く。恐ろしい事態だ」と警鐘を鳴らしました。 https://t.co/MMKtdVDuQ8
— 小川一 (@pinpinkiri) September 28, 2020
There is solid evidence that #Azerbaijan has launched a thoroughly planned attack on Nagorno-Karabakh Republic
Part 1#NKpeace#ArtsakhStong pic.twitter.com/yDnLrGeKRT— Armenian Unified Infocenter (@ArmenianUnified) September 28, 2020
こちらアルメニア放送局です(。∀ ゚)
Q: どうして海を持たないアルメニアが海軍省を設立しましたか?
A: アゼルバイジャンに対する皮肉です。アゼルバイジャンでは文化省を設立しましたから。(この当時から敵意丸出しではあった…) https://t.co/HOVXK99vUE
— umedam (@umedam) September 27, 2020
アゼルバイジャンとアルメニアがどれだけ険悪かというと
1988年12月にアルメニアであった震災で数万人の死者がでる規模で
アゼルバイジャンからアルメニアに大量の輸血用血液や医療品が送られたがアルメニアは「ムスリムの血を体内に入れるくらいなら死んだほうがまし」と無駄にするレベル…
— テト式@なろう連載中 (@tetosiki) September 27, 2020
アゼルバイジャンとアルメニアの国境紛争あまり関心ない人もいるだろうけど実態としてコンビニコーヒーの豆の山地でありコンビニ各社やワインの原産地でもあり清涼飲料水メーカーやら油田には帝国石油やら伊藤忠商事やら出光が関わっていて研究所もある為に邦人が数万人単位でいたりする
— シカゴ学派こそ志向の兵站狂 (@dOHyzhf6jibiw1H) September 27, 2020
もしアゼルバイジャン軍が原発攻撃するにしてもS-300の防空網を突破することは不可能に近く、弾道弾を使わざるを得ない
しかしそれをやった場合アルメニア軍は報復として弾道弾でダムを破壊してアゼルバイジャンを水浸しにすることもできるのでさすがに原発攻撃はやらないんじゃないですかね pic.twitter.com/V2Bv18vxnA— BAE製プーさん (@Torpol_M) September 27, 2020
「アゼルバイジャンとアルメニアの戦争?どっちも聞いたことない小国だし影響ないでしょ」
つ「アゼルバイジャンのバックにトルコ。アルメニアのバックにロシア。イラン北西部にアゼリ人が大量に住んでいて、アメリカにはアルメニア移民が大量。イスラエルがアゼルバイジャンに兵器を売っている」
— 神奈いです (@kana_ides) September 27, 2020
アゼルバイジャンとアルメニアは戦闘状態。アルメニアのバックにロシア、アゼルバイジャンのバックにトルコがいる。シリアとリビアに続いて、ロシアとトルコの代理戦争の第三段目です。一方でトルコがNATOとも対立してロシアのミサイルを購入。何をやっているのか理解不能。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) September 27, 2020
アゼルバイジャンの侵攻ルートを見るに狙いは
ナゴルノ=カラバフからアルメニア内の飛び地領まで一気に侵攻
↓
イラン-アルメニア国境を封鎖
↓
ロシアのイラン経由介入が不可能に
↓
トルコをアゼルバイジャン側に立たせてアルメニアの後背を脅かす
↓
アルメニアの地理的孤立これですかね。 pic.twitter.com/Di3sDcjH3C
— フジスキー🐻💿(ho/i勢)@W650 (@W65010) September 27, 2020
アゼリ側からアルメニア機甲車輌に対する攻撃のドローン映像。同様のものが多数公開&共有されていると思うけど、この動画で9K33 Osaが撃破されるシーンに、突入する飛翔体が映ってる。「何が車輌を撃破しているのか」が判り難い映像が多い中で、レアな動画に思える。 pic.twitter.com/y1lzcj7n8Q
— act (@zaylog) September 28, 2020
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【戦争】アルメニアとアゼルバイジャンで軍事衝突、戦闘で23人死亡!アルメニアの首相が総動員令!
https://johosokuhou.com/2020/09/28/37537/
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