厚生労働省が日本全国で行なった新型コロナウイルスの抗体検査の結果を発表しました。
厚生労働省によると、2020年12月14日から25日の期間で東京など5都府県で住民に抗体検査を行なったところ、東京都の陽性率が0.91%となり、前回0.10%から約9倍も増加していたことが判明したとのことです。
検査対象者は東京都で3399人で、他にも大阪府0.58%(2746人)や愛知県0.54%(2960人)、福岡県0.19%(3078人)などの数字が出ていました。
昨年6月に行われた前回の抗体検査と比べて、全体的に数倍程度の上昇が見られ、確実に日本全国で新型コロナウイルスの感染者数が広がっていると言えるでしょう。
ただし、新型コロナウイルスの抗体は2~3ヶ月程度で消失してしまうとの研究調査もあることから、この値がそのまま感染者数に当てはまるとは考え難く、実際の累計感染者数はさらに多い可能性が高いです。
厚生労働省 抗体検査
https://www.mhlw.go.jp/content/000734482.pdf
厚生労働省は5日、新型コロナウイルスへの感染歴を調べる抗体検査を行った結果、東京都での陽性率(保有率)が0.91%だったと発表した。
大阪府は0.58%、愛知県0.54%などとなった。東京は昨年6月実施時の約9倍に増加した。
田村憲久厚労相は閣議後の記者会見で、「自治体でばらつきがあるが、いずれにしても1%足らずだ」と指摘。国民の多くが感染して抗体を持つ「集団免疫」が成立する状態ではなく、引き続き感染対策が必要とした。
相変わらず「だからなに?」のインプリケーションがない記事。実際、インプリケーションはほとんど存在しない。 抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ、前回の9倍 厚労省(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/Px1O629sng
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 5, 2021
まあ、予想通りの結果ですね。
1年で1%弱なので、もしこのままの感染率なら(抗体が消えないと仮定して、ものすごく単純に計算すると)集団免疫を得るまで数十年かかるということになりますね。抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ、検査で判明 厚労省(時事通信)https://t.co/GUfNJhCFyj
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) February 5, 2021
そもそも集団免疫を目標にするのは無理がある。
目指すは日本脳炎やポリオではなく、インフルの状況くらいではないか。抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ、前回の9倍 厚労省(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/uw4mjMn5Xw
— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) February 5, 2021
2/5金 抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ 前回の9倍 厚労省
東京の人口は約1400万人、累計感染者数は約10万人と考えると0.91%はほぼあっているように見えるが、4月など早期にかかった人は抗体喪失も考えられ、実際には検査受けずにかかっていた人もそれなりに多そうですhttps://t.co/viqG02S800
— Takuro⚓️コロナ情報in横浜・神奈川(全国も) (@triangle24) February 5, 2021
感染確認歴の有無を問わずランダムで調査対象になるのであれば(普通はそう)、感染率は0.7%くらいなので思った以上に捕捉できてる印象。逆に言えば集団免疫はやはり夢のまた夢だったという感じか。 / “抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ、前回の9倍 厚労省(時事通信) …” https://t.co/67cNSHMSDo
— 久住みずく (@kuzumimizuku) February 5, 2021
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