*高感度地震観測網
九州地方と四国地方の間に位置している日向灘で群発地震を観測しました。
1月22日1時08分ごろに西日本の日向灘でマグニチュード6.4、最大震度5強の強い地震が発生。
それをキッカケにして多数の群発地震も観測され、この12時間で捉えられた有感地震の回数は10回を遥かに超えています。
震度3以上の地震でも4回と多く、マグニチュード6.4の地震がいわゆる前震ではないかとして警戒を呼びかける声がネット上で飛び交っているところです。
過去の地震を調べてみると、東日本大震災では前震が発生してから2日ほどは震源域で群発地震が観測されていました。
熊本地震でも同じような傾向が見られ、前震&群発地震のセットがあると別の本震が後ろに控えていることがあります。
本震が控えているのかは断言が出来ませんが、いずれにせよ日向灘の地殻変動が活発化しているのは間違いがなく、引き続きこの地域の地震活動に注意が必要です。
地震情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/
【地震情報 2022年1月22日】
1時8分頃、日向灘を震源とする地震がありました。震源の深さは約40km、地震の規模はM6.4、最大震度5強を大分県、宮崎県で観測しています。この地震による津波の心配はありません。 pic.twitter.com/HJPHSh3Vmc— 特務機関NERV (@UN_NERV) January 21, 2022
【南海トラフの地震との関係は?】
未明に日向灘で起きた地震は、南海トラフ地震の想定震源域内で発生しました。
臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催するのは、監視領域内でマグニチュード6.8以上が起きた場合となっています。
今日の地震はM6.6で基準に達していません。#地震 pic.twitter.com/YauNs6RSVF— 日テレ【気象・防災】そらジロー (@ntvsorajiro) January 21, 2022
その後も余震続いてる・・・日向灘の地震でこんなに余震続くのって珍しい感じがするんだけど・・・
ちょっとだけ…怖いな・・・ pic.twitter.com/ci9sItzXNA— 真由実 (@mayumi6) January 21, 2022
22日未明の日向灘の地震M6.6。気象庁震源(2010~2021年)による断面を背景にした先ほどまでのHi-netによる本震、余震、M6.6の気象庁CMT解横向き震源球。フィリピン海プレート内沈み込み方向に伸張のメカニズム。余震が多く、地殻内の浅い地震も起こっているかもしれない。 pic.twitter.com/DNv5JV1HdQ
— hacchan9642 (@hacchan9642) January 21, 2022
日向灘の地震M6.6。これくらいの深さの地震ですと余震があんまり無いことも多いと思いますが、この地震は余震が少し多めですね。速報値で最大のものは5時31分ごろのM4.7。気象庁震央分布 pic.twitter.com/KlqKV11PhB
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) January 22, 2022
関連過去記事
日向灘のM6.4地震は南海トラフの前震か!?熊本地震の2日前にM6.5の前震 中央構造線が活発化している恐れ
https://johosokuhou.com/2022/01/22/55059/
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