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ドイツ銀行のCDS急上昇、株価が乱高下!ドイツ銀行は財務の健全性をアピール 「デフォルトのリスクが高まっている」


*That Martini Guy ₿@MartiniGuyYT
ドイツ銀行のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドが急上昇しており、2020年のコロナショックを超える水準となっています。

先週にスイスの金融機関「クレディ・スイス」が経営不振によって買収された騒動を受けてドイツ銀行にも信用不安が拡大し、それによってドイツ銀行の株価は急落。
この買収劇によってスイス当局が株式と債券の中間の性質を持った証券のひとつである「AT1債」の価値をゼロに引き下げたことで、AT1債の取引量が多いドイツ銀行への売りが強まりました。

CDSの急上昇はデフォルト(経営破綻)のリスクが高まっていることを意味していると言え、現時点でコロナショック以上の深刻な状況になっていると受け止めることができます。

これに対してドイツ銀行も財務の健全性をアピールし、投資家たちに対して取り引きを継続するように求めていました。
ドイツ銀行はドイツ最大の金融機関だけに、ここが倒れるとヨーロッパを超えてアメリカや中国にも深刻な影響が出ることになり、世界大恐慌の引き金となる可能性が高いです。
それだけに世界中の投資家たちがドイツ銀行の経営状況を注視しており、今後の状況によってはさらなる株価の暴落も予想されています。

 

ドイツ銀行の株価が反発、財務の健全性をアナリストらが強調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-27/RS6I5ODWX2PS01?srnd=cojp-v2

 ケプラー・シュブルーのアナリスト、ニコラス・ペイアン氏は「ドイツ銀行は欧州の銀行業界における『弱いリンク(最も脆弱(ぜいじゃく)な部分)』ではない」とリポートで指摘。同行のファンダメンタルズは「非常にしっかり」していると記した。

オッドBHFのアナリスト、ローラント・プフェンダー氏は「ドイツ銀は過去数年にリスクを取り除き、ビジネスモデルの焦点を定め直してきた。これは変動が比較的小さく高めの利益水準を同行が実現することに寄与するはずだ」と指摘。同行の投資判断を「アウトパフォーム」で据え置いた。

 

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