*官邸
9月19日にアメリカのニューヨークで岸田文雄首相が国連本部で演説を行い、持続可能な開発目標(SDGs)のさらなる促進のために大規模な支援を継続すると表明しました。
演説の中で岸田首相は「日本はこれまでも、人間の安全保障の理念に基づく人間中心の国際協力の先頭を切ってきました。このアプローチとともに、我々は、SDGs達成に向けた国際社会全体での取組を加速化しなければなりません」と述べ、2022年に決定された総額約7兆円規模のSDGs関連予算を活用し、引き続き日本が世界をリードするとしています。
一方で、国連事務総長が主催している「気候野心サミット」では日本政府が岸田首相の発言を強く求めて調整していましたが、最終的に岸田首相は発言者リストに含まれなかったと報道されていました。
先進7カ国(G7)のドイツやフランス、カナダが含まれていたことから、日本の存在感が低下しているのではないかとして物議を醸しています。
その他の地球規模課題トピックス 岸田総理大臣のSDGサミット出席
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page7_000086.html
現地時間9月19日午後3時(日本時間20日午前4時)、国連において開催中の「SDGサミット2023」に岸田文雄内閣総理大臣が出席し、スピーチを行ったところ、概要は以下のとおりです。
なお、同サミットは、SDGsの実施の促進等のため、国連総会の下で四年に一度開催されてきています。本年は18日・19日の日程で実施され、岸田総理は19日の「団結と連帯」をテーマとする会合に出席しました。
気候会議、首相発言できず G7議長国の存在感課題
https://www.47news.jp/9884358.html
【ニューヨーク共同】グテレス国連事務総長が主催する20日の「気候野心サミット」を巡り、岸田文雄首相が全体会合で発言できるよう政府が調整したものの、発言者リストに入らなかったことが分かった。先進7カ国(G7)のドイツやフランス、カナダは入っており、日本はG7議長国として存在感を示せず課題が残った。
サミットはニューヨークの国連本部で国連総会に合わせて開催。全体会合には、グテレス氏が3月、気候変動対策の加速を呼びかけたのに積極的・意欲的に応じた国や企業などの代表を招くとしていた。
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