*NASA観測情報
5月6日夜に過去10年で最大規模のサイズとなるX4.5の太陽フレアが観測されました。
Xクラスは太陽フレアのサイズ階級で一番巨大な規模を示すもので、平時だと数ヶ月に一回程度しか発生しておらず、X3を超える規模になると数年に1度レベルになります。
今月に入ってから太陽では3回もX級の太陽フレアが発生し、今回のX4.5で今週は4度目の太陽フレアが発生。
X級が短時間で4回も発生するのは近年稀に見るような異常事態だと言え、ロシアのスプートニクにも「大規模の太陽フレアは2014年5月以降、4度しか発生していない。現在、地球軌道上の宇宙放射線が急激に増加しているという報告されている」と掲載されているほどです。
先日からのX級フレアによって日本や中国、オーストラリアなどのラジオで通信障害が発生しており、追加の太陽フレアによって通信障害や電波障害の規模は拡大する可能性が高いと見られています。
X4.5太陽フレアが地球と接触するまで数日ほどのタイムラグがあることから、5月8日以降に接触する可能性が高いです。
大型の太陽フレアが地震や噴火のような地球の自然現象を活発化させるため、しばらくは災害の頻発にも警戒してください。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
2024/ 5/ 6 10:11 更新
Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。担当 篠原
昨日のニュース以降も3663黒点群の活発な活動は続き、
5日15時(世界時5日6時)にX1.3、
5日20時半(世界時5日11時半)にX1.2と、
Xクラスの大規模フレアが2回。
その前後に、M8.4、M1.3、M7.4、M1.3、M2.2、M1.3と、
中規模フレアも多く発生しています。2つのXフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。X線グラフを見ると、フレアの規模は次第に下がっています。
この後、3663群の活動は落ち着くのか、
しばらく休んで再び高まるのか、
引き続き注目してください。
過去10年で最大級の太陽フレアが発生
☀️ 5月6日に過去10年で最大の太陽フレアが発生した。ロシア科学アカデミー、宇宙調査研究所、#太陽 天文学実験室のセルゲイ・ボガチョフ室長はスプートニクからの取材に明らかにした。
現段階の評価では今回の太陽フレアの等級はX4.5と見られている。… pic.twitter.com/E4Tz3hpsF3
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) May 6, 2024
Major X4.52 flare from sunspot region 3663
Follow live on https://t.co/3Xxrvc3cpA pic.twitter.com/zTaDlfPQCz— SpaceWeatherLive (@_SpaceWeather_) May 6, 2024
過去3日間の太陽フレア。
ものすごい数のフレアが発生していることが読み取れます。 pic.twitter.com/tJvLEioun3— アタマエさん (@Seismicnaa) May 5, 2024
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