9月6日3時に発生した震度6強の地震を受けて、北海道知事が自衛隊に災害派遣を要請しました。派遣されるのは陸上自衛隊の第7師団で、震源地付近を中心に活動を行う予定です。
また、今も295万戸で停電が続いていることから、北海道電力は「特別非常態勢」を出して復旧作業を行うと宣言。今回の地震で火力発電所がほぼ停止状態になっており、厚真町にある「苫東厚真火力発電所」の復旧を中心に全力を尽くすとしています。
しかしながら、苫東厚真火力発電所は北海道の中心的な火力発電所で、震源地に近いことから復旧の目処は立っていません。停電から断水となる場所もあり、市民生活にも大きな影響が出てきているところです。
陸上自衛隊 北海道知事から災害派遣要請
https://www3.nhk.or.jp/news/catnew.html?utm_int=all_header_menu_news-new
防衛省によりますと午前6時に北海道知事から陸上自衛隊に災害派遣の要請があり、現在、活動の内容を調整しているということです。
震度6強の揺れを観測した北海道安平町を管轄する北海道の胆振総合振興局は、午前5時40分、陸上自衛隊第7師団に災害派遣の要請を行いました。
「火力発電所すべて停止し道内全域停電」北海道電力
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180906/k10011612381000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005
北海道電力は6日午前6時から記者会見し、道内すべての火力発電所が運転を停止していて、全域で電力の供給ができない状況になっていることを明らかにしました。
それによりますと、今回の地震によって北海道厚真町にある「苫東厚真火力発電所」が緊急停止しました。
札幌市内の様子。交差ての信号機は消えています。停電中のコンビニに人があふれています。
日本中で自然災害が続きますね。 pic.twitter.com/2VTG3yjbdM— 矢萩正久 (@m_yahagi) 2018年9月5日
#北海道 #地震
現在北海道電力は4カ所の水力発電所を再稼働。そこから苫東厚真発電所に電力供給し、再稼働に取り組んでいます。同発電所が再稼働すれば、順次他の火力発電所の復旧が可能となり、順次停電が解消するものと思われます。— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2018年9月6日
北海道地震。停電の原因について現時点で分かっていること。
地震発生当時道内電力需要が300万kw程度でしたが、そのうち半分の165万kwを発電する苫東厚真火力発電所が地震のため急遽自動停止したため、受給バランスが大きく崩れ、他の発電所も停止し、道内全域の停電につながったものと思われます。— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2018年9月5日
停電の状況について(6時現在①)
9月6日03時08分 胆振地方中部で地震が発生。その地震に伴い道内の火力発電所が緊急停止し、電気の使用量と発電量のバランスが崩れたことで、周波数が乱れ、北海道内の全域で停電が発生しました。現在、北海道内の全てのお客さま約295万戸が停電しております。— 北海道電力株式会社 (@Official_HEPCO) 2018年9月5日
停電している地域のみなさま。自宅を離れるときは、ブレーカーを落としてください。給電が再開されたら、電気機器やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないか、十分に確認してからブレーカーを戻してください。地震後の火災は防げる災害です。[消防研究センター]
— 総務省消防庁 (@FDMA_JAPAN) 2018年9月6日
札幌市中央区では停電。信号機も消えています。車を運転中の方、徒歩で移動している方、くれぐれもご注意ください。 pic.twitter.com/c7XMEFIMMo
— HBC北海道放送公式アカウント (@HBChokkaido) 2018年9月5日
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