BBCによると、イギリス総選挙の結果は与党・保守党が歴史的な大勝利となり、46議席を増やして350議席を獲得、逆に最大野党の労働党は議席が58減で202議席となっています。
また、スコットランド国民党(SNP)も13議席増やして46議席に跳躍していました。
ジョンソン首相は記者会見で「我々の『ひとつの国』保守政権は今夜、ブレグジット実現へ強力な信任を得たようだ」と述べ、来月1月にも正式なEU離脱を行うと表明。イギリスの民意としてEU離脱の方針が示されたとして、引き続きEU離脱の手続きを進めるとしています。
イギリスでは今まで与党が過半数割れの状態だったことから、EU離脱の手続きが難航し、何度もEU離脱案が否決されていました。これからEU離脱が具体的に動き出すことになり、世界にも様々な影響を及ぼすことになるでしょう。
*保守党が今回の選挙で獲得した議席は過去最多で、労働党の減少幅も史上最低
【英総選挙2019】 与党が過半数獲得 ブレグジットへの「新たな信任」と首相
https://www.bbc.com/japanese/50766470
イギリス総選挙の投票が12日午後10時(日本時間13日午前7時)に投票が締め切られ、与党・保守党が下院(定数650)で過半数議席を獲得した。来年1月31日までのブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)を目指すボリス・ジョンソン英首相は、「我々の『ひとつの国』保守政権は今夜、ブレグジット実現へ強力な信任を得たようだ」と述べた。保守党にとって1987年以来の大勝となった。
イギリス🇬🇧
(開票途中経過)保守党 301議席(+59*)
労働党 191議席(-38)
スコットランド国民党 43議席(+12)
自由民主党 7議席(-9)
プライドカムリ 4議席
緑の党 1議席
*2017年総選挙との比較•保守党が300議席に到達した
•保守党、労働党、緑の党の党首はいずれも再選。自由民主党の党首は落選。 pic.twitter.com/HDjnfDT2o1— 🇪🇺欧州選挙🇪🇺 (@EuropeElect) 2019年12月13日
ポンドがエグいことになってる。イギリス総選挙の出口調査でEU離脱を目指す保守党が過半数確保の見込みで、ポンドが買われまくってる。 pic.twitter.com/lTBOb0uxoT
— Tosshy (@T_o_s_s_h_y) 2019年12月12日
イギリス労働党が、旧来の左派支持地盤だったインターナショナルな下層労働者、能力主義でグローバルな中流都市リベラル、更に先鋭化したラディカルな層の間で引き裂かれて自滅したのを見ると、「ああ、次はアメリカ民主党だ」ってなりますね。コービン個人がおかしいんじゃなくてこれはもう・・・
— トイレスタンプ香りジェル (@Conscript1942) 2019年12月13日
ポンド円ぶっ飛び過ぎ。。
イギリス選挙結果恐るべし。。 pic.twitter.com/NFWtWBdeUx— ぷっつぁん (@pu019376) 2019年12月12日
イギリス総選挙、開票速報。北部の元炭鉱地帯ブライズバレーで保守党圧勝で大激震。なんと1935年以来初めて。ここは貧困地帯で元々労働者強く真っ赤な共産系。しかし離脱主流。離脱を遂行するとワンイシューで選挙運動した保守党に人が流れた。有権者は離脱が最優先なのがよくわかる。
— めいろま (@May_Roma) 2019年12月12日
今日はイギリスの総選挙で、大学の図書館に設置された投票所には、朝から夜まで長い行列ができていました。明日提出の課題も完成して時間ができたので、ここに少し思ったことを書こうと思います。 pic.twitter.com/JR9kXOkG4p
— Taiga (@ynwataiga) 2019年12月12日
イギリス総選挙の出口調査予測で保守党が過半数を
獲得するらしい。EU離脱確定だな。
自分たちの雇用や福祉を移民に奪われている貧困層
がEUの方針を拒否したわけだ。
ただ、実際に貧困層の雇用や福祉を奪っているのは、
イギリス国内外の富裕層なんだけど、すべて移民の
せいだと思わされている。 pic.twitter.com/yKW5Ezx9VM— SIROU TAKE (@SIROU_TAKE) 2019年12月12日
よし、ボリスジョンソンおめでとう(^O^)
これで、イギリスは受信料裁判の廃止だ‼️
英与党保守党、過半数獲得の勢い(共同通信) https://t.co/x1gjA313Df— 立花孝志 NHKから国民を守る党首 (@tachibanat) 2019年12月12日
イギリス人は国民投票で間違ってEU離脱に賛成したのではなく、本当にEU離脱を望んだのだということが、今回の選挙結果で明確になりましたね。正直、酷い選択だと思いますけど、もうつべこべ言わずに離脱するしかないでしょう。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2019年12月13日
ケン・ローチ監督が描くようにイギリスの生活者を取り巻く環境が厳しい中で、人々は「ブレグジット」という一発逆転策に引っ張られてしまったのかもしれない、と思った。
英総選挙、保守党が過半数超の勢い 1月末にEU離脱か:朝日新聞デジタル https://t.co/5CudfQp521
— つしまようへい (@yohei_tsushima) 2019年12月12日
記事読んだけど、日本は極右、極左まで行ってないが自民が一歩右に、立憲が一歩左にいった感じかな。ただ、イギリスみたく選挙今したら、イギリスと同じ結果だと思うよ。中道の政党は必要なのよ(右派左派どちらでも)。 https://t.co/WUOT8fGC8t
— 七歩の才 (@shibai98koumei1) 2019年12月13日
英国総選挙。予想通りの保守党大勝……というか、労働党に勝てる要素がない。自民の勝利と同じ種類の香りがする勝ち方。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2019年12月13日
●管理人コメント
流れ的に日本の民主党政権から自民党政権への政権交代と似た感じです。
ジョンソン首相は反グローバリゼーションだと思われていますが、それは間違っており、彼はパフォーマンス能力が秀でている政治屋だと言えます。過去に何度も公約や規則を翻したことがあるわけで、本当に発言通りの行動をするのかはまだ疑問があるところです。
流石にEU離脱は来月に間違いなくやると思いますが、その後の展開は混迷と混乱の時代が待っています。移民を排除してもイギリスの格差問題や貧困は無くならず、EU離脱によってイギリス経済は今よりも確実に貧しくなるでしょう。
かつての安倍政権もTPP反対など掲げて2012年の総選挙で大勝していますし、決められない議会のゴタゴタで労働党が支持を失った背景を含めて、ここからイギリス版安倍政権が始まるのかもしれません。
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