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天皇陛下の五輪懸念発言、海外メディアも報道!宮内庁長官を批判する菅政権&読売 五輪=政治介入ではない件 陛下の代弁として世論に訴え


*皇居
宮内庁の西村泰彦長官が天皇陛下の意見として、「東京オリンピックの開催が感染拡大につながらないか、(天皇陛下は)ご懸念されていると拝察している」と伝えた問題が波紋を呼んでいます。

アメリカのワシントン・ポスト紙は「東京オリンピックは天皇の不信任決議を受けた」との見出しで大々的に取り上げ、天皇陛下の見解は日本において重要な意味合いがあると報道。
天皇陛下の発言が直ちに影響を及ぼすものではないとしていますが、それでも日本国内に大きな影響を与えるだろうと紹介していました。

実際に陛下発言が報道されてから菅義偉首相や加藤勝信官房長官らが一斉にコメントを出し、「西村長官の個人的な見解だ」だと反発しています。
天皇陛下の発言と認めてしまうとそれこそ後に引けなくなることから、この場は西村長官の意見としてスルーした形です。

ただ、天皇陛下が代理人を通して重要な政策に関する意見を伝えることは前々からあることで、政治的な問題が絡んでいる東京オリンピックだからこそ、このような懸念を伝えたのだと思われます。
しかも、天皇陛下は東京五輪の名誉職に就いているわけで、その立場から懸念を伝えたとも見ることが出来るところです。

一方で、菅政権や読売新聞などから西村長官を批判するような動きが見られ、読売新聞は「宮内庁長官の『天皇陛下は五輪懸念』発言、波紋広がる…憲法学者からは厳しい見方も」というようなタイトルで報道し、安倍晋三元首相のブレーンである百地章・国士舘大特任教授の意見を掲載。
西村長官の発言に疑問を投げ掛け、「西村氏は公にするのは控えるべきだった」とも取り上げています。

 

陛下は五輪開催に懸念? 問われた安倍前首相は
https://www.asahi.com/articles/ASP6T5GQMP6TUTFK028.html

 宮内庁の西村泰彦長官が24日の会見で、東京五輪・パラリンピックについて「開催が感染拡大につながらないか、(天皇陛下は)ご懸念されていると拝察している」と発言したことについて、安倍晋三前首相は25日、訪問先の前橋市で「コロナの状況があるから、様々なご心配があるだろうなと思う」と語った。

記者団から、宮内庁長官が天皇陛下が五輪開催に懸念を示しているという趣旨の発言をしたことへの受け止めを、と聞かれて答えた。そのうえで、「だからこそ安心で安全な大会にしていくという大きな責任を私たちは負っていると思う」と話した。(岡村夏樹)

菅首相「長官ご本人の見解」 政府内では困惑の声も 宮内庁長官「拝察」発言
https://www.fnn.jp/articles/-/201140

菅首相や閣僚は、西村長官の発言は、あくまで西村氏自身の考えだと口をそろえ、安心安全な東京大会の開催を目指す方針に変わりはないとの立場。

ただ、政府関係者の1人は、「天皇陛下と内容をすり合わせたうえでの発言なら、重みが違う」と述べるなど、突然の宮内庁長官の発言に、真意をはかりかねているというのが正直なところ。

一方で、東京の感染者が、2日連続で500人を上回るなど、感染再拡大への懸念が政府内でも広がっていて、菅首相の周辺は、「首相含め、誰しもがリバウンドを警戒している」と漏らしている。

宮内庁長官の「天皇陛下は五輪懸念」発言、波紋広がる…憲法学者からは厳しい見方も
https://news.yahoo.co.jp/articles/432d5cd2387831a6f47dca98566d878fe0b8d606

 東京五輪・パラリンピックを巡り、宮内庁の西村泰彦長官が新型コロナウイルス感染拡大への天皇陛下の「ご懸念」に言及したことが波紋を広げている。天皇は憲法で政治的な行為が禁じられているためだ。

 


 

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