花粉症とオミクロン株で類似症状、勘違いの恐れと学会が注意喚起！花粉症のくしゃみやかゆみで感染拡大のリスク

＊公式HP
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の症状と花粉症の症状に類似点があるとして、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が花粉症の症状でも早めに医療機関を受診するように呼び掛けました。

学会は公式ホームページにオミクロン株への注意喚起を掲載し、その中で「鼻水、くしゃみ、鼻づまり、嗅覚障害、倦怠感といった花粉症の症状は、新型コロナウイルス感染症、特にオミクロン株と共通の症状です。花粉症の症状があると、ご自身がウイルスに感染しているかわかりにくくなってしまいます」とコメント。
花粉症だと思っていたのが検査をしてみると、実際には新型コロナウイルスに感染していたこともあり得るとして、症状が出た人は早めに医療機関で検査を受けるように促していました。

また、花粉症のかゆみやくしゃみが新型コロナウイルスの感染拡大を誘発する恐れがあるとも書いてあり、花粉症の症状だと分かっていても、感染予防のために目をこするなどの行為はしないように呼び掛けています。
本人の症状が軽くてもそこから免疫の弱い老人や病人などに感染する恐れがあるわけで、一人ひとりのウイルス対策が結果的に多くの命を救うことに繋がると言えるでしょう。
 

新型コロナウイルス感染症流行中の花粉症対策について
http://www.jibika.or.jp/citizens/covid19/kafunsho.html　

新型コロナウイルス感染症はオミクロン株が大流行しているなか、もうすぐ花粉症シーズンが始まります。オミクロン株に感染した場合の症状は、鼻水が73%、くしゃみが60％で、従来株に比べ嗅覚障害や発熱が少ないことが報告されています。また、オミクロン株感染の過半数で倦怠感を自覚しますが、花粉症でも半数近くの方に倦怠感の自覚症状があります。

花粉症 オミクロン株と症状共通「花粉症の人は早めの受診を」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220206/k10013469451000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004

新型コロナウイルスの感染が広がる中、花粉症のシーズンを迎えることから、耳鼻咽喉科の学会では、花粉症の症状があるとオミクロン株に感染したかどうかが分かりにくくなるとして、花粉症がある人に早めに受診するよう呼びかけています。
この呼びかけは、耳鼻咽喉科の医師などで作る日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会がウェブサイトに掲載しました。