政府が教育改革制度の一環として位置付けている2020年度から開始となる大学入学共通テストについて、日本英語検定協会は「英検」の予約申し込みを11月11日まで延期すると発表しました。
日本英語検定協会によると、当初は10月15日を申し込み期限としていましたが、民間試験の実施概要が固まらず、受験会場や日程なども不明となっていることから、受験計画が立てられないとして延期を決定。対象となるのは「英検S-CBT」で、2020年4~7月に実施となる予定です。
大学入学共通テストはセンター試験に代わる新しい受験制度として政府が推進していますが、柱となっている民間事業者が政府との癒着を指摘されている上に、都市部以外の地方だと会場すら無いことが予想されています。
受験の機会を奪う恐れがあるとして、国会では野党が制度延期法案の提出を検討しており、各地で教員や学生によるデモ運動も起きているところです。
来年度から始まる大学入学共通テストに導入される英語の民間試験のうち、「英検」は、7日までとしていた予約の申込期間を、来月に延長すると発表しました。英検以外の民間試験も、試験の日程や会場がいまだ確定しておらず、4月に試験が迫る中、受験の関係者からは不安の声が上がっています。
再来年1月に始まる大学入学共通テストは、英語に民間事業者による7つの検定試験が導入され、来年4月から12月にかけて実施されます。
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