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処理水放出で中国の全面輸入禁止、中国向け水産物が大量に余る!中国国内でも魚離れ 「保管庫に大量のホタテが積み上がっている」


福島第一原発の処理水海洋放出によって中国が日本の水産物の輸入を全面禁止してから1ヶ月が経過しました。

あれから日中関係はほぼ変わらず、中国も輸入禁止措置を継続したことで中国向けの水産物が売れずにそのまま保管中の倉庫に積み上がり、ホタテだけで数千トン分が保管庫にあると報じられています。
あまりにも大量の水産物が積み上がっていることから、ホタテの養殖が盛んな北海道森町では保管中のホタテおよそ10万食分を全国の学校給食に無償で提供する方針を決定。
行政側で買い取って臨時対応する動きも見られ、中国の輸入禁止措置は水産業に大きな影響を与えています。

来月にも加工した冷凍ホタテを保管する場所がなくなる懸念があるほどで、電気代の高騰も合わさって水産業の冷凍保存が大きな問題になってきているところです。

一方で、中国側も処理水騒動によって水産物の買い控えが強まり、中国産の水産物なども全て売れなくなる状況になりました。
日本産の水産物を扱っていない魚屋でも売上が8割減ったと報告しているほどで、日中両国共に水産業が大きな痛手を受けています。

 

ホタテ約10万食分 給食に無償提供へ 輸入停止で 北海道 森町
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230922/k10014203831000.html

中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止する措置を取ってから24日で1か月です。各地で大きな影響が出る中、ホタテの養殖が盛んな北海道森町は、輸出できずに保管中のホタテおよそ10万食分を全国の学校給食に無償で提供する方針を固めました。

日本製、広がる買い控え 中国の業者も悲鳴―処理水放出1カ月
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023092300295&g=eco

 【北京時事】東京電力福島第1原発の処理水が海洋放出されてから、24日で1カ月。中国では国営メディアが連日「核汚染水」と報じ、日本製品の買い控えが広がった。一方で、水産物などの需要落ち込みは中国の業者も直撃。低迷する自国経済に打撃として跳ね返っている。

 

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