
塩化ビニール樹脂の生産企業などが所属して結成した「塩ビ工業・環境協会」の藤井一彦会長(カネカ社長)が塩ビ樹脂生産について、6月以降は生産や原材料の調達が不透明との見通しを示しました。
これは日本経済新聞社が報道したもので、イラン戦争の影響を受けて中東情勢が不安定化しているとして、ナフサ(粗製ガソリン)の調達が難しくなり、塩ビ樹脂原料となる基礎化学品エチレンの供給が減少。
3月の塩ビ樹脂生産量だけで前年同月比16%減、少なくとも現時点で6月以降は断定が厳しい情勢だと報告しています。
既に信越化学工業が建築資材などに使う塩化ビニール樹脂を値上げすると発表し、これに合わせて関連製品の値上げ傾向が強まっているところです。
政府は原油の在庫を強調していますが、代替えの輸入先は確保できず、備蓄石油を食い潰しているのが実情で、石油原材料の一部に関しては不足が目に見える形で悪化しています。
今のところは企業努力もあって何とか維持している状況で、その企業が確保した予備分も使い果たすかどうかのギリギリな綱渡りをしているのが日本のエネルギー事情だと言えるでしょう。
一方で、イランとアメリカの停戦協議はイスラエルの空爆やホルムズ海峡封鎖を巡る対応で難航中です。
4月22日にイラン革命防衛隊がホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕(だほ)し、依然としてホルムズ海峡の通過は難しい状況が続いています。
塩化ビニール樹脂の生産企業などで作る塩ビ工業・環境協会(東京・中央)の藤井一彦会長(カネカ社長)は22日、塩ビ樹脂生産について「6月以降の原料調達や生産は不透明だ」との見通しを示した。国内のエチレン減産を受け、各社は輸入原料の調達を増やす。
同協会が発表した3月の塩ビ樹脂生産量は前年同月比16%減の8万9424トンだった。中東情勢の緊迫でナフサ(粗製ガソリン)の調達が難しくなり、塩ビ樹脂原料となる基礎化学品エチレンの供給も減少している。
イランのタスニム通信は22日、精鋭軍事組織・イラン革命防衛隊が原油輸送の要衝、ホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕(だほ)し、イランの沿岸部に移送したと報じた。革命防衛隊は船舶が「必要な許可を得ず航行した」と主張している。
信越化学、塩ビを2度目の値上げ 中東情勢影響続く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC180QA0Y6A410C2000000/
信越化学工業は20日、建築資材などに使う塩化ビニール樹脂を再び値上げすると発表した。5月11日の納入分から1キログラムあたり30円以上値上げする。原料となる基礎化学品エチレンの調達難や価格高騰などを反映する。
信越化学は鹿島コンビナート(茨城県神栖市)で塩ビを生産しており、4月1日にも国内向けで1キログラムあたり30円以上の値上げを実施していた。4月と今回の5月11日の納入分からの値上げを合わせると出荷価格として約4割の値上げとなる。
塩ビ協会長、「6月以降の生産・調達は不透明」 エチレン減産響く – 日本経済新聞 https://t.co/SpxgfGg8Iv
結局「デッドラインは6月」、という話である。
— ガイチ (@gaitifuji) April 22, 2026
これマジで終わりです。信越化学が塩ビをまた値上げって、1ヶ月で4割の値上げ、もう無理ですって。
信越化学、塩ビを2度目の値上げ 中東情勢影響続く – 日本経済新聞 https://t.co/ksgIK7oWeZ
— じゅんいちろう|物語る建築士 (@PapalotX) April 20, 2026
じゃあ、工事ができないね
塩ビが何かピンとこない人もいるでしょう
塩ビは水道管や電線の収納などに使われる工事に必須のプラスチック
それが生産・調達不透明はどういう意味か?
工事のストップを意味する
つまり、6月以降は「高市政権の怠慢」のせいで工事が止まる https://t.co/A97cY8Cmpk— ゆっち (@yomigaerisimono) April 22, 2026
塩ビ管が出荷停止です。下水道部門大丈夫?
— カミノ (@kaminoblog) April 19, 2026
ナフサ不足で塩化ビニールがろくに作れない状況なのに、塩ビ管が大量に必要となる老朽下水道の修理が748km分も控えている。
全国あちこちで水道管の破裂やそれに伴う路面陥没が頻発しているのに、今後どうなるのか。 https://t.co/OLSAlhrfSL— キュウ (@cliche_99) April 21, 2026
塩ビ管:✗
塗装剤:✗
ルーフィング:✗
断熱材:✗
シーリング材:✗
合板用の糊:✗建築用資材が軒並みアウトになっていっている……
政府にはこの現実が見えているのだろうか…… https://t.co/ilAbwXUYP7— 芻狗 (@justastrawdog) April 11, 2026
【速報】岡山📢
他の地域はわかりませんが
岡山は、塩ビ管とシンナーが枯渇し始めました。今、各業者は確保段階で、確保出来ない企業から、工事現場止まるそうです🚧昨日、政府が大丈夫って言った矢先これですわ🤷♂️ https://t.co/9nRWYPS8Nj pic.twitter.com/ZRDkp1npsv— 武田浩典 (@g1514762) April 7, 2026
ナフサって元々不純物だった
でも廃棄するわけにもいかず、有機化学の研究者が必死に研究して
不要だった塩素ガスも活用して塩ビ作ったり、不要ガスの代表だったエチレンからポリエチレン作ったりしたんだよそれをTBSみたいなんが「プラけしからーん」とか言うんだ
で、手のひら返しで「足りなーい」— DECO@『釣り人語源考』書籍化! (@decodecochibita) April 11, 2026
塩ビ協会長「6月以降の生産・調達は不透明」
→業界団体トップが会見で言った重さ3月の塩ビ生産、前年比▲16%
信越化学→累計約4割値上げ(2度目)
積水化学→塩ビ管24%超値上げ
「エチレンは世界的に取り合い」6月崩壊、当事者が自分のカレンダーに書き込んだ日付として出てきたわけや。… https://t.co/LvM9hk2e6g
— Dr.パパ (@DrKarte) April 22, 2026
これ、日本のメディアが全然報じないのって、かなり不自然だと思うんですよね。
日本が中東にベッタリ依存してガソリン代で騒いでる間に、中国はアメリカから過去最高量のエタンを格安で買い占めてますよ。この記事(Times of India)によるとポイントはこんな感じです。
•… pic.twitter.com/oE4EV0wLgm— じゅんいちろう|物語る建築士 (@PapalotX) April 21, 2026
エタンからエチレンを生成する施設が日本にないから注目されないのもありそうですが、この記事を書いたインド、そして話題となる中国含め、アジアではナフタからエタンへのシフトが意外とよく語られますね。
私の住むタイでも特にこの中東危機以降、エタンシフトという言葉が新聞紙面を賑わせています https://t.co/kTDn5MZnbb— 松永 剛🌴タイ・バンコク (@ajimoto) April 21, 2026

いいね!しよう